胎金両部の峰(読み)タイコンリョウブノミネ

デジタル大辞泉 「胎金両部の峰」の意味・読み・例文・類語

たいこんりょうぶ‐の‐みね〔タイコンリヤウブ‐〕【胎金両部の峰】

大峰おおみね異称。熊野側を胎蔵界、吉野側を金剛界とし、胎金両部を修める修験者峰入りするところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胎金両部の峰」の意味・読み・例文・類語

たいこんりょうぶ【胎金両部】 の 峰(みね)

  1. 修験者が修験の道場である吉野大峰山と葛城山両部になぞらえたもの。
    1. [初出の実例]「役(えん)行者の跡を継ぎ、胎金両部の峰を分け」(出典:謡曲・葵上(1435頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android