出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
密教における根本教義に二方面があるが、その一つ。胎蔵界(たいぞうかい)に対する。サンスクリット語バジラダートゥvajradhātuの訳。金剛(バジラ)はもともとは武器をさす語であるが、ここでは大日如来(だいにちにょらい)の真実の智慧(ちえ)を意味し、それが堅固で壊れないことに例えられて金剛という。界(ダートゥ)は多義あるが、空海の『金剛頂経開題』によると、体・界・身・差別の義をあわせもつという。根本経典は『金剛頂経』系の経典と儀軌(ぎき)であり、その思想を図示したものが金剛界曼荼羅(まんだら)である。血脈(けちみゃく)は胎蔵界では異説が多いのに比べて、金剛界では東密(真言密教)、台密(天台密教)ともに、大日如来―金剛薩埵(さった)―竜猛(りゅうみょう)―竜智(りゅうち)―金剛智―不空(ふくう)と受け継ぐ。
[小野塚幾澄]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新