胸が裂ける(読み)ムネガサケル

デジタル大辞泉 「胸が裂ける」の意味・読み・例文・類語

むね・ける

悲しみや憎しみなどで、胸が張り裂けるような苦痛を感じる。
[類語]悲痛沈痛悲愴悲傷悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい哀れ哀切もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛であるやりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えない胸苦しい重苦しい重重しい息詰まる喘ぐ寝苦しい息苦しい悶悶もんもん胸が痛む胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れるひし胸がつまるびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からけだるいアンニュイ気を滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸が裂ける」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 が 裂(さ)ける

悲しみ、苦しみ、憎しみ、くやしさなどが大きくて、胸が裂けるような苦痛を感じる。胸がはり裂ける。
蜻蛉(974頃)中「みな月の 木蔭にわぶる うつせみも むねさけてこそ なげくらめ」

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