腰を据える(読み)コシヲスエル

デジタル大辞泉 「腰を据える」の意味・読み・例文・類語

こし・える

腰を下げて構える。腰の重心を低くする。
落ち着いて事に当たる。腰を落ち着ける。「―・えて研究に当たる」
ある場所に落ち着く。腰を落ち着ける。「転勤先に―・える」
[類語]落ち着く収まる居着く定着するでんとどっしりどっかとどっかり冷静沈着平静悠揚悠然泰然綽然しゃくぜん自若悠悠浩然太っ腹堂堂正正堂堂毅然

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腰を据える」の意味・読み・例文・類語

こし【腰】 を 据(す)える

① 腰を沈めるようにする。腰の重心を低くする。腰を落とす。腰を入れる。
※蹴鞠之目録九拾九ケ条(1631)六「腰をすゆるとは、むねを引入ほがみをはる、まりたけたかく、まむきにくるまりをば、腰をすゑて鞠に逢べし」
② 他に気を移さないで落ち着いて一つ物事をする。また、ある場所にすっかり落ち着く。腰を落ち着ける。
※葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉三「腰を据ゑて、筋の緊って来ると真顔は淋しく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android