臍帯寺(読み)ほそおじ

日本歴史地名大系 「臍帯寺」の解説

臍帯寺
ほそおじ

[現在地名]有漢町上有漢

四峰よつうね山の南麓に位置。南方に張出した尾根中腹に位置する。広大山と号し真言宗大覚寺派。本尊子安観音。神亀三年(七二六)聖武天皇の勅願で、行基の創建になるという。「備中集成志」には梶原景時建立とある。永正年間(一五〇四―二一)秋庭元明が松山まつやま(現高梁市)城主のとき、その鬼門祈願寺となったが、天正(一五七三―九二)初年の兵火で焼失

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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