自受法楽(読み)ジジュホウラク

デジタル大辞泉 「自受法楽」の意味・読み・例文・類語

じじゅ‐ほうらく〔‐ホフラク〕【自受法楽】

仏語。仏が、自らの悟りの内容を深く味わい楽しむこと。転じて、法悦にひたること。

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精選版 日本国語大辞典 「自受法楽」の意味・読み・例文・類語

じじゅ‐ほうらく‥ホフラク【自受法楽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 自(みずか)法楽を受ける意 ) 仏語。仏が、その悟った境界・法の内容をみずからあじわい楽しむこと。転じて、法悦の境にひたり、あじわうこと。
    1. [初出の実例]「第四〈略〉密教者自性法身大毗盧遮那如来与自眷属自受法楽故所説法是也」(出典:秘蔵宝鑰(830頃)中)
    2. 「伊勢太神宮に参て〈略〉潜(ひそか)に自受法楽(ジジュホウラク)法施(ほっせ)をぞ奉られける」(出典:太平記(14C後)一二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自受法楽」の意味・わかりやすい解説

自受法楽
じじゅほうらく

自受用」のページをご覧ください。

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