臼木村(読み)うすぎむら

日本歴史地名大系 「臼木村」の解説

臼木村
うすぎむら

[現在地名]三光村臼木

山国やまくに川に面した河岸段丘面にあり、東は諫山いさやま村、西は山国川、北は佐知さち村。「豊前志」に「禰家古文書云紙朽損米日時保元元年正官此間紙朽損郡司桑田滋野河内二瀬□椽久次勤此間紙朽損毛郡司畠河内一瀬字磨滅貞国 三御殿同下毛郡司遷替河内焼忘字磨滅瀬一瀬」とみえ、保元元年(一一五六)の宇佐宮第三殿造営の杣始めの儀式が「遷替」で行われたらしく、これに「ウスギ」と仮名をつけているとある。年月日未詳の宇佐宮造営覚書(成恒文書)には、「一之御殿材木杣始猪隈山在細来村指立一ノ瀬」とみえる。

臼木村
うすぎむら

[現在地名]朝地町栗林くりばやし 臼木

北平きたびら村の東、平井ひらい川支流真竹またけ川の東方にある。南は朝倉あさくら村。正保郷帳に村名がみえ、田高一一五石余・畑高六一石余、阿志野あじの郷に属し、茅山有、日損所と注記される。旧高旧領取調帳では高二一六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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