色然(読み)ショクゼン

デジタル大辞泉 「色然」の意味・読み・例文・類語

しょく‐ぜん【色然】

[ト・タル][文][形動タリ]驚きや怒りで顔色を変えるさま。
「―として曰く」〈織田訳・花柳春話

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精選版 日本国語大辞典 「色然」の意味・読み・例文・類語

しょく‐ぜん【色然】

〘形動タリ〙 驚きや怒りなどのため顔色を変えるさま。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「仏将其面を熟視し、即ち懐中より仏国の旗を出し示す、一座色然として獄事をやむ」 〔春秋公羊伝‐哀公六年〕

しき‐ぜん【色然】

〘形動タリ〙 ⇒しょくぜん(色然)

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普及版 字通 「色然」の読み・字形・画数・意味

【色然】しよくぜん

驚くさま。〔公羊伝、哀六年〕陳乞曰く、吾(われ)に爲(つく)るの甲り。ふ、以て示さんと。大夫皆曰く、と。是(ここ)に於て、力士をして(きよなう)を擧げて中霤(ちゆうりう)に至らしむ。大夫之れを見て、皆色然として(おどろ)く。之れを開けば、則ち闖然(ちんぜん)として子陽生なり。陳乞曰く、此れ君なりと。大夫、已(や)むを得ず、皆逡北面す。

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