艶めく(読み)ツヤメク

デジタル大辞泉 「艶めく」の意味・読み・例文・類語

つや‐め・く【艶めく】

[動カ五(四)]
色つやがある。つやつやして見える。「―・く若葉
色っぽく見える。あだっぽく感じる。「―・いた話」
[類語](1艶艶艶やかつるつるてらてらてかてかつや艶々しい色艶/(2色めくなまめく

なま‐め・く【艶めく】

[動カ五(四)]《「なま」は未熟の意》
異性の心を誘うような色っぽさが感じられる。また、あだっぽいふるまいをする。「―・いたしぐさ
「このくるまを女車とみて、寄り来てとかく―・くあひだに」〈伊勢・三九〉
若々しく美しく見える。清新である。
「その里に、いと―・いたる女はらから住みけり」〈伊勢・一〉
しっとりとして、品がある。優美である。
高麗こまの紙の…色などは華やかならで―・きたるに」〈梅枝
物や情景などが、美しく趣がある。風流である。
「秋の野のいと―・きたるなど見給ひて」〈賢木
[類語]色めくつやめく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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