芝打長(読み)しばうちなが

精選版 日本国語大辞典 「芝打長」の意味・読み・例文・類語

しばうち‐なが【芝打長】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物の端が垂れて地面に触れるほどの長さであること。また、そのように垂れたさま。多く、馬の鞦(しりがい)を鞍の四緒手にかけて結んだ余りがとくに長いさまをいう。しばうちたけ。
    1. [初出の実例]「大紋の指貫に、熊の皮の行縢(むかばき)、しばうちながにめし、連銭葦毛なる馬の五尺にあまりたるに」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)

しばうち‐たけ【芝打長】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =しばうちなが(芝打長)
    1. [初出の実例]「厚総の鞦の、只今染出たる如なるを、芝打長(シバウチタケ)に懸成し」(出典:太平記(14C後)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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