精選版 日本国語大辞典 「芦ノ湯」の意味・読み・例文・類語 あし‐の‐ゆ【芦ノ湯】 神奈川県南西部、箱根町にある温泉。箱根七湯の一つ。泉質は単純硫化水素泉。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
改訂新版 世界大百科事典 「芦ノ湯」の意味・わかりやすい解説 芦ノ湯[温泉] (あしのゆ) 神奈川県南西部,足柄下郡箱根町にある温泉。駒ヶ岳と二子山の間の高原(標高850m)に位置し,箱根七湯の一つに数えられる。硫黄泉,27~77℃。古くは箱根権現の社域内に含まれていた。江戸時代には多くの文人墨客が訪れ,1920年東海道本線が小田原まで開通し,さらに25年箱根登山鉄道が通じてから発展した。南方に芦ノ湖があり,付近の精進池周辺には曾我兄弟の供養塔と称する五輪塔や多田満仲の墓と称する石塔を含む元箱根石仏群がある。執筆者:谷沢 明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報