花蕨科(読み)はなわらびか

精選版 日本国語大辞典 「花蕨科」の意味・読み・例文・類語

はなわらび‐か ‥クヮ【花蕨科】

〘名〙 シダ植物の科名。広義のハナヤスリ科に含めて扱うこともある。根茎は短く、内生菌が共生する。地上部は一個の栄養葉と一個の胞子葉からなり共通柄がある。栄養葉は羽状深裂から三回羽状に細かく分裂する。胞子葉は一~三回羽状に分裂するが葉身を欠き、小枝に裸出する無柄の胞子嚢を二列に生じる。胞子嚢は離生し、真嚢で、環帯はなく、横に裂開する。三〇種以上あり、日本にはヒメハナワラビ、フユノハナワラビ、ナツノハナワラビなど約一〇種がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android