若年性黒色腫(スピッツ母斑)(読み)じゃくねんせいこくしょくしゅすぴっつぼはん

家庭医学館 の解説

じゃくねんせいこくしょくしゅすぴっつぼはん【若年性黒色腫(スピッツ母斑)】

 黒色腫といっても、悪性黒色腫とはちがい、良性腫瘍(しゅよう)です。おとなにできることもありますが、おもに幼児にでき、急速に大きくなる特徴があります。
 顔面によくできますが、他の場所や色素性母斑(しきそせいぼはん)の病変内にできることもあります。腫瘍は円形ないし楕円形(だえんけい)をしてドーム状に盛り上がっており、色は淡紅色から褐色調のものが多く、表面はなめらかです。
 悪性黒色腫との区別がむずかしい場合がよくあります。
 治療は、切除が適当です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android