荒地引(読み)あれちびき

精選版 日本国語大辞典 「荒地引」の意味・読み・例文・類語

あれち‐びき【荒地引】

  1. 〘 名詞 〙 近世荒地年貢を免除すること。免租期間は被害程度によって長短があり、軽微なものは当引、または、年数引、復旧見込みのない被災地は永荒場引(えいあればびき)となった。免租の対象となるのは、出水山崩れ、土砂入り等の災害によって作付けのできなくなった田畑、または作人の貧窮(他出)、病気などのために荒廃した農地。〔地方凡例録(1794)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android