荒妙の(読み)アラタエノ

デジタル大辞泉 「荒妙の」の意味・読み・例文・類語

あらたえ‐の〔あらたへ‐〕【荒妙の】

[枕]藤を「あらたえ」の材料とするところから、「藤」にかかる。
「―藤原が上にす国を」〈・五〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「荒妙の」の意味・読み・例文・類語

あらたえ‐のあらたへ‥【荒妙の・荒栲の】

  1. 荒妙の材料である藤」というつづきで「藤」を含む地名「藤原」「藤井」「藤江」にかかる。
    1. [初出の実例]「荒妙乃(あらたへノ) 藤原が上に 食(を)す国を めし給はむと」(出典万葉集(8C後)一・五〇)

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