莫妄想(読み)マクモウゾウ

デジタル大辞泉 「莫妄想」の意味・読み・例文・類語

まく‐もうぞう〔‐マウザウ〕【×莫妄想】

禅家の語。妄想することなかれ。悟りを得るためには思惟分別する心を放棄せよということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「莫妄想」の意味・読み・例文・類語

まく‐もうぞう ‥マウザウ【莫妄想】

〘名〙 (妄想することなかれ、の意) 思惟分別の心によって迷いが生ずるから、菩提を得るためには分別心を起こしてはいけないということ。禅家の語。→妄想(もうそう)。〔正法眼蔵(1231‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android