菊戴(読み)キクイタダキ

デジタル大辞泉 「菊戴」の意味・読み・例文・類語

きく‐いただき【菊戴】

キクイタダキ科キクイタダキ属の鳥。全長約10センチ、日本最小の鳥の一。全体に緑褐色で、頭頂が黄色く、雄はさらにその中央が赤い。日本では亜高山帯針葉樹林で繁殖し、冬には平地に移動する。まつむしり。 秋》「この高木―も来るとかや/虚子

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精選版 日本国語大辞典 「菊戴」の意味・読み・例文・類語

きく‐いただき【菊戴】

  1. 〘 名詞 〙 ウグイス科小鳥。全長約一〇センチメートル、体重約四~七グラムで、日本ではもっとも小形背面はオリーブ色で、翼に二条の白帯がある。雌の頭上は黄色。雄の頭上に菊花状の黄と赤色羽毛があるところからこの名がある。昆虫主食とし、チーチー、またはチリリ、チリリと細いがよくとおる声で鳴く。北海道、本州の亜高山針葉樹林で繁殖し、冬は九州、四国などにも渡る。きくすい。《 季語・秋 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕〔博物図教授法(1876‐77)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「菊戴」の解説

菊戴 (キクイタダキ)

学名Regulus regulus
動物。ヒタキ科の鳥

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