萩の花(読み)ハギノハナ

デジタル大辞泉 「萩の花」の意味・読み・例文・類語

はぎ‐の‐はな【×萩の花/芽子の花】

萩に咲く花。
萩のもち」に同じ。
飯をやわらかく炊いてわんに盛り、小豆粉などを添えて食べるもの。

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精選版 日本国語大辞典 「萩の花」の意味・読み・例文・類語

はぎ【萩】 の 花(はな)

  1. 萩に咲く花。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「秋風の末吹きなびく波疑能花(ハギノはな)共にかざさずあひか別れむ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四五一五)
  2. 飯を粥(かゆ)のようにやわらかくたいて、椀に盛り、小豆の粉などを添えて食べるもの。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕
  3. はぎ(萩)の餠日葡辞書(1603‐04)〕

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世界大百科事典(旧版)内の萩の花の言及

【ぼた餅(牡丹餅)】より

…春秋の彼岸につくって仏壇に供え,親戚縁者などへ配る風習があった。ぼたん餅のなまった語で,別に〈萩(はぎ)の花〉〈萩の餅〉〈おはぎ〉ともいう。いずれも形や色をボタンやハギに見立てたもので,萩の花の語は《日葡辞書》にFaguino fanaとして書かれている。…

※「萩の花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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