蔓連朶(読み)ツルデンダ

デジタル大辞泉 「蔓連朶」の意味・読み・例文・類語

つる‐でんだ【××朶】

《「でんだ」はシダ古名オシダ科常緑多年生のシダ。山中の日陰地や岩に生え、葉は羽状複葉で、長さ10~25センチ、葉軸の先が糸状に伸びて地に着き、そこから芽を出す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蔓連朶」の意味・読み・例文・類語

つる‐でんだ【蔓連朶】

〘名〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。各地の山地の湿った岩上などに生える。短く斜上する根茎先端に長さ一〇~二五センチメートル、幅三~四センチメートルの葉を叢生する。葉は羽状複葉で一八~二五対の羽片に分かれる。羽片は長楕円形で少し鎌状に曲がり、縁に細鋸歯がある。中軸の先端は長く糸状に伸び先端から芽をだす。胞子嚢群は羽片の中肋の両側に一列に並び、円形でたて状に付く灰白色包膜におおわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android