蕭条(読み)ショウジョウ

デジタル大辞泉 「蕭条」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょう〔セウデウ〕【×蕭条】

[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりともの寂しいさま。
「―たる十一月浜辺には人影一つなく」〈長与青銅の基督
[類語]寂莫せきばく寂寥せきりょう索漠さくばく落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう寂しい

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精選版 日本国語大辞典 「蕭条」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょう セウデウ【蕭条】

〘名〙
① (形動タリ) ものさびしいこと。ひっそりしていること。また、そのさま。
文華秀麗集(818)中・晩秋述懐〈姫大伴氏〉「節候蕭条歳将闌、閨門静閑秋日寒」
鹿狩(1898)〈国木田独歩〉「夜見たよりも一段、蕭条(セウデウ)たる海辺であった」 〔史記‐河渠書〕
② (━する) ものさびしくなること。生気をなくしてひっそりした様子になること。
三国伝記(1407‐46頃か)六「老菊衰蘭は霜に蕭条せり」

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