デジタル大辞泉
「薄手」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
うす‐で【薄手】
〘名〙
※
平家(13C前)九「
小次郎がうす手負たるをだに、直実は心ぐるしうこそおもふに」
② (形動) 物の
厚みが比較的少ないこと。また、そのさま。⇔
厚手。
※いさなとり(1891)〈
幸田露伴〉六五「其薄手
(ウステ)の
猪口より脆く」
③ (形動) がんじょうさがなく、弱々しいさま。
※
洒落本・妓情返夢解(1802)一「うすでな生れのてめへゆへ」
※門(1910)〈
夏目漱石〉一九「宗助は〈略〉自分丈の
解答は準備してゐた。けれども、それは甚だ覚束ない薄手
(ウスデ)のものに過ぎなかった」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報