薄気味悪い(読み)ウスキミワルイ

デジタル大辞泉 「薄気味悪い」の意味・読み・例文・類語

うす‐きみわる・い【薄気味悪い】

[形][文]うすきみわる・し[ク]なんとなく気持ちが悪い。「にやりと―・い笑いを浮かべる」
[派生]うすきみわるさ[名]
[類語]きしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロい疎ましいいとわしいいまわしいおぞましいおどろおどろしい不気味不快不愉快まがまがしい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしい鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌に粟を生じる冷汗三斗

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精選版 日本国語大辞典 「薄気味悪い」の意味・読み・例文・類語

うす‐きみわる・い【薄気味悪】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]うすきみわる・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「うすぎみわるい」とも ) なんとなくこわい感じがして、また、なんだかいやな感じがして気持がわるい。うそきみわるい。うすきみがわるい。
    1. [初出の実例]「叔母を観れば、薄気味わるくにやりとしてゐる」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)

うそ‐きみわる・い【薄気味悪】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「うそ」は接頭語 ) なんとなく気味が悪い。うすきみわるい。うそきみがわるい。
    1. [初出の実例]「虚(ウソ)気味悪ふ真青(まっさを)に、少し赤みの見へたるは、血の流れたる所ならん」(出典浄瑠璃伽羅先代萩(1785)道行)

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