デジタル大辞泉
「心外」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しん‐がい ‥グヮイ【心外】
〘名〙
② (形動) 思うままにならないこと。考えどおりでないこと。また、そのさま。思いのほか。意外。案外。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
③ (形動) 全く
予期に反して悪い結果となること。また、そのさま。もってのほか。残念。
遺憾。
※評判記・
色道大鏡(1678)五「女ふとどきかさなり、心外
(シングハイ)ならば、たとひ不会となるとも、指をばきらせぬ法なり」
※
浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)下「御心外尤ながら御老人の腕さき、万一伴之丞に討たれさっしゃれば」
しん‐げ【心外】
〘名〙 (「げ」は「外」の
呉音)
仏語。心の外。
外境。または心以外。
※米沢本沙石集(1283)一「
慈恩大師は、心外
(シンゲ)の法を有すんば生死輪廻に一心を
覚知すればと生死永く弃つと釈し給へり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報