薦を被る(読み)コモヲカブル

デジタル大辞泉 「薦を被る」の意味・読み・例文・類語

こもかぶ・る

乞食こじきになる。
身体残らずうち込み―・るより外はなし」〈浮・諸艶大鑑・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薦を被る」の意味・読み・例文・類語

こも【薦】 を=被(かぶ)る[=被(かず)く]

乞食(こじき)になり下がる。こもをかぶる身となる。こもを着る。
浮世草子好色二代男(1684)五「身躰残らずうち込み菰(コモ)をかぶるより外はなし」
非業の死をとげて、亡骸(なきがら)にこもをかぶせられる。
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)下「一門の頬に血をそそぎ、親へは不幸のうはぬりと思ひ定めてのじがい〈略〉こもかぶる身に成果た」

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