藤原繁子(読み)ふじわらの はんし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原繁子」の解説

藤原繁子 ふじわらの-はんし

?-? 平安時代中期の女官
藤原師輔(もろすけ)の娘。円融天皇女御(にょうご)藤原詮子につかえ,一条天皇乳母となる。藤原道兼との間に娘尊子(一条天皇の女御)をもうけた。典侍,従三位。藤三位とよばれる。のち平惟仲(これなか)と再婚,寛仁(かんにん)3年(1019)まで消息がある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤原繁子」の解説

藤原繁子

生年生没年不詳
平安中期の女官。藤原師輔の娘。はじめ円融天皇女御藤原詮子に仕え,天元3(980)年,懐仁親王(一条天皇)の乳母となる。のち典侍,従三位。藤原道兼との娘尊子を,一条天皇女御とする。平惟仲と再婚し,その没後は好明寺に隠棲した。<参考文献>角田文衛「藤三位繁子」(『王朝映像』)

(西村さとみ)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android