藪睨(読み)やぶにらみ

精選版 日本国語大辞典 「藪睨」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐にらみ【藪睨】

〘名〙
① 物を見る時、両眼視線が平行しないで、一眼が他方を向く状態の俗称。斜視。ひがらめ。やぶ
俳諧・ゆめみ草(1656)夏「若竹は生れつきめかやふにらみ〈重定〉」
言動思考などが見当違いなこと。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉梓神子「足下流の時代物復興などとあるは彌々以て勘たがへの藪睨(ヤブニラミ)なり」

やぶ‐にらめ【藪睨】

※雑俳・うつわの水(1773)「ほれたかと思ひの外のやぶにらめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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