虎嘯(読み)コショウ

デジタル大辞泉 「虎嘯」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょう〔‐セウ〕【虎×嘯】

[名](スル)虎がほえること。英雄豪傑が世に出て活躍することのたとえ。
雄風の遥かに―して嶺松あたる」〈菊亭香水・世路日記〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎嘯」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょう‥セウ【虎嘯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (とら)のほえること。また、虎のような声でほえたてること。
    1. [初出の実例]「幼き頃は吾影を認めて虎嘯(コセウ)する猟犬と」(出典帰省(1890)〈宮崎湖処子〉三)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕
  3. 英雄、豪傑が世に出て活躍することのたとえ。〔李白‐経下邳圯橋懐張子房詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「虎嘯」の読み・字形・画数・意味

【虎嘯】こしよう(せう)

虎がうそぶく。〔淮南子、天文訓〕虎嘯(うそぶ)いて谷風至り、擧(あ)がりて景雲屬す。麒(きりん)ひて日し、鯨魚(げいぎよ)死して星(けいせい)出づ。

字通「虎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android