虫薬(読み)ムシグスリ

デジタル大辞泉 「虫薬」の意味・読み・例文・類語

むし‐ぐすり【虫薬】

小児腹痛・ひきつけを治す薬。むしおさえ。
腹痛止めの薬。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虫薬」の意味・読み・例文・類語

むし‐ぐすり【虫薬】

〘名〙
① 小児の虫気(むしけ)をなおす薬。
※俳諧・犬子集(1633)三八「にか竹やそだつ子共の虫くすり〈宗仁〉」
② 腹痛止めの薬。
蔭凉軒日録‐長享元年(1487)九月一三日「時招松井大進正才公虫薬。執脉云、相応薬調合以可贈云々」
③ いらいらや悩みごとを払う薬。
※雑俳・住吉みやげ(1708)「若い衆の虫薬なりちから石」

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