蝸牛の角の争い(読み)かぎゅうのつののあらそい

精選版 日本国語大辞典 「蝸牛の角の争い」の意味・読み・例文・類語

かぎゅう【蝸牛】 =の 角(つの)[=角上(かくじょう)]の争(あらそ)

(「荘子‐則陽篇」の、カタツムリの左の角に位置する触氏と、右の角に位置する蛮氏とが互いに地を争い戦ったという寓話から) 小国同士が争うこと。つまらぬことにこだわって争うこと。蝸角の争い。かたつむりの角争い。蛮触の争い。
※和漢朗詠(1018頃)下「蝸牛の角の上に何事をか争ふ 石火の光の中に此の身を寄せたり〈白居易〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android