行客(読み)コウカク

デジタル大辞泉 「行客」の意味・読み・例文・類語

こう‐かく〔カウ‐〕【行客】

道を行く人。旅人
「昨日はちまたを過ぎ、今日は門にやすらふ―の」〈太平記一一

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精選版 日本国語大辞典 「行客」の意味・読み・例文・類語

こう‐かくカウ‥【行客】

  1. 〘 名詞 〙 道を行く人。旅客。旅人。
    1. [初出の実例]「春到尚開旧時色。看過行客幾回久」(出典文華秀麗集(818)下・故関柳〈藤原冬嗣〉)
    2. 「今日は門にやすらふ行客(カウカク)の」(出典:太平記(14C後)一一)
    3. [その他の文献]〔王維‐送沈子福帰江東詩〕

こう‐きゃくカウ‥【行客】

  1. 〘 名詞 〙こうかく(行客)

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普及版 字通 「行客」の読み・字形・画数・意味

【行客】こう(かう)かく・こう(かう)きやく

旅人。唐・劉長〔李判官の潤州の行営に之(ゆ)くを送る〕詩 江春、肯(あへ)て行客を留めず として、馬

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