行常村(読み)ゆきつねむら

日本歴史地名大系 「行常村」の解説

行常村
ゆきつねむら

[現在地名]加古川市志方町行常しかたちようゆきつね

大沢おおざわ村の南に位置する。集落の南を法華山谷ほつけさんたに川が東流している。領主変遷細工所さいくじよ村に同じ。慶長国絵図に村名がみえ、東隣にも同村と記される。正保郷帳では田方二三四石余・畑方一七石余。一橋徳川家領村々様子大概書(一橋徳川家文書)によると田一八町余・高二四〇石余、畑二反余・高二五石余、旱損がち、小物成は山年貢銀・夫米、家数四八・人数二二九、牛一九、農間に薪取・草刈・木綿織、百姓持林山二、米の津出しはしば村。池寺いけでら池・菖蒲しようぶ池などをめぐり東飯坂ひがしいいざかはた二ヵ村と争論となったが、元禄八年(一六九五)これらの池に当村領有権が認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android