衷心(読み)チュウシン

デジタル大辞泉 「衷心」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しん【衷心】

心の中。心の底。衷情。「衷心よりわびる」
[類語]平になにとぞ是非どうぞどうか願わくはくれぐれもなんとかぜひともまげてひとつなにぶんしんからこころから返す返す強いて敢えて努めてできるだけなるたけなるべく可及的必ずきっと絶対何としてもどうしても是が非でもたって必ずや必定否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非ともとくととっくり重ね重ね

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精選版 日本国語大辞典 「衷心」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しん【衷心】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「衷」はまごころの意 ) 心の中。心のおくそこ。ほんとうの気持。また、まごころ。本心。衷情。心中中心。また、副詞的にも用いる。心から。心底から。
    1. [初出の実例]「各自剖露衷心、傾倒平生」(出典空華日用工夫略集‐永徳二年(1382)七月一九日)
    2. 「勘次は衷心(チウシン)から恐怖したのである」(出典:土(1910)〈長塚節〉一〇)
    3. [その他の文献]〔蜀志‐法正伝〕

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普及版 字通 「衷心」の読み・字形・画数・意味

【衷心】ちゆうしん

心から。〔三国志、蜀、法正伝〕初め孫、妹を以て先に妻(めあは)す。~侍婢百餘人、皆親しく刀を執りて侍立す。先入るに、衷心常に凜凜(りんりん)たり。

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