裏をかく(読み)ウラヲカク

デジタル大辞泉 「裏をかく」の意味・読み・例文・類語

うらをか・く

相手が予想したのとは反対のことをして相手を出し抜く。「バントと見せかけて―・き強打に転ずる」
矢・やり・刀などがよろいなどの裏まで突き通る。うらかく。
[類語]欺く騙す騙し込む騙くらかすごまかす偽るたばかるかたたぶらかすはぐらかす化かす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく一杯食わす罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす寝首を掻く裏の裏を行く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「裏をかく」の意味・読み・例文・類語

うら【裏】 を かく

① 矢、刀、槍などを、ものの裏まで突き通す。
保元(1220頃か)中「余る矢が、伊藤五が射向けの袖にうらかひてぞ立ったりける」
② 予想外に出て相手の計略をだしぬく。裏を食わす。〔日葡辞書(1603‐04)〕
読本南総里見八犬伝(1814‐42)九「巨田(おほた)助友に裏を画(カカ)れて、我が計略行れず」

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