精選版 日本国語大辞典 「裏付」の意味・読み・例文・類語
うら‐づけ【裏付】
〘名〙 (「うらつけ」とも)
※高野山文書‐乾元元年(1302)一二月二六日・藤内貞元田地売券「但於二本券文一者、依レ有二類地一不レ相二副之一、所レ令二裏付一也」
※東寺百合文書‐る・永享七年(1435)最勝光院方評定引付「此割符廿日裏付致二沙汰一之間」
うら‐つけ【裏付】
〘名〙 裏をつけること。また、裏をつけたものの総称。
① 袷(あわせ)仕立ての衣服。うらつき。
② 「うらつけぞうり(裏付草履)」の略。
③ ⇒うらづけ(裏付)
うら‐づ・ける【裏付】
〘他カ下一〙 うらづ・く 〘他カ下二〙
① 裏をつける。裏打ちする。
② 物事を他の面から確実にする。また、証拠だてる。
※古典と現代文学(1955)〈山本健吉〉抒情詩の運命「一種の職業意識に裏づけられたものである」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報