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裏書 【ウラガキ】

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デジタル大辞泉の解説

うら‐がき 【裏書(き)】
 
[名](スル)
文書・書画などの裏面文字を書くこと。また、書いたもの。
巻物の裏に、注釈補遺などを書くこと。また、その文字。
書画の軸物の裏に鑑定の結果を書くこと。また、その字句
江戸時代訴状の裏面に、命令あるいは出廷期日などを記したもの。
小切手などの支払いを受ける際、その裏に住所氏名を書き、押印して、領収証明をすること。
手形小切手倉庫証券船荷証券などの指図証券を譲渡する際、証券の裏などに裏書人必要事項記載して署名すること。通常譲渡裏書をさすが、広義には質入裏書取立委任裏書を含む。
物事確実であることを別の面から証明すること。また、その証明。裏づけ。「陳述を―する事実

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世界大百科事典 第2版の解説

うらがき【裏書 endorsement 

たんに裏書というときは,譲渡裏書を指し,手形や小切手を他人へ譲渡する行為をいう。手形の発祥地であるイタリアで,手形の裏面に譲渡をする旨の記載,署名を行う慣行が生まれ,裏書をさす英語も,イタリア語のin dosso(裏に)に由来する。現在の手形法では,裏書は必ずしも手形の裏面にすることを要求されていないが,実際にはつねに手形の裏面に行われている。裏書は種々の経済的目的のために行われる所持人がその所持する手形を銀行その他の金融機関あるいは金融業者裏書譲渡して資金を入手するために行われることが最も多い(手形割引)。

うらがき【裏書】 

古文書学,書誌学上の用語で,古文書典籍料紙の裏面に書かれた記載をいう。典籍においては本文の注釈をはじめとして,補遺,由緒などが書かれる。いっぽう古文書においては,文書の端裏に加えられた端裏書,端裏銘,さらには表の紙面足りないため本文の続きが裏に書かれた場合(案文に多い)を除いて,表に書かれた本文に対する指示,命令,承認保証,証明などが記載される。とくに保証,証明のための文章を裏に書くことを〈裏を封ず〉といい,中世において広く行われた(裏封(うらふう))。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

裏書
うらがき
endorsement

いわゆる譲渡裏書をさし,指図証券の譲渡を目的とする証券的行為で,証券の受取人またはその後の所持人によってなされる。そのほかに特殊な裏書として取立委任裏書質入れ裏書とがある。通常,単に裏書という場合には譲渡裏書をさす。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

裏書
うらがき
endorsement

古文書や記録の料紙の裏面に書かれた記載のことで,由緒,注釈,考勘,補遺,証明,承認などの意味をもった。また美術作品では,巻子,掛幅などの裏面に書かれた表の内容に関する年紀,注釈,証明,修理履歴などをさしている。

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百科事典マイペディアの解説

裏書 【うらがき】

手形その他指図(さしず)証券の権利者(裏書人)が普通その裏面に所要事項を記入して署名し相手方交付する行為。取立委任裏書質入裏書などもあるが,普通は譲渡裏書をさす。
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世界大百科事典内の裏書の言及

【為替】より
…支払人はこの割符の裏に,支払日・支払約束文言を記し加判する。受領人は裏書を得た割符によって米銭を受領するという手続であった。支払人が裏書を拒絶した場合,これを〈違割符〉といった。…
【署名】より
…各地で信用を得ていた銀行業者の署名は書記や公証人の認証がなくとも十分に通用したのである。このような手形は14,15世紀に確立し,さらに16,17世紀になると裏書が発生した。こうして署名の社会的重要性はさらに増大した。…
【手形】より
… このように,手形が信用証券として経済上の機能を果たすためには,その流通の円滑性,取引の安全性を確保することが必要であり,法律上も手形には次のような特性が認められる。すなわち,手形の要式は法定されており,その要件を欠く手形は無効であるが,要式を具備していればそれをなすに至った原因関係のいかんにかかわらず,振出し,裏書などの行為自体によって手形上の権利は成立する。その権利内容は手形記載の文言によって決定され,記載文言以外の原因関係や効力からの影響を受けることはない。…
【日次記】より
…藤原師輔の《九条殿遺誡》にも,毎日起床後まず昨日のことを暦記に注すべきこと,要枢の公事については別に詳しく書きしるして後鑑に備うべきことをおしえている。日次記は《御堂関白記》や《水左記》の自筆原本で知られるように,鎌倉時代までは巻子本の具注暦の2~4行の空白に書きつけたものが多く,書ききれないときは裏面に書きつぎ,これを〈裏書〉といった。また藤原宗忠の《中右記》や後崇光院の《看聞日記》のごとく,記主自身が当初の暦記を整理清書した場合も少なくない。…
【付箋】より
…別紙を用いずに本文の対応部分に直接書き入れる場合は〈書込み〉といい,これが本文上欄の余白にあれば頭注,下欄にあれば脚注というが,まとめて注記ともいう。また巻物では,裏面に注記をつけることが多いが,これを〈裏書〉といい,その巻物を折本(おりほん)などに仕立て直す場合に裏書を本文へ書き入れることを〈裏書分注〉という。古文書学をはじめとして,付箋やこれらの注記は,文書や書物の内容がどのように受け取られ,研究されてきたかを知るうえで重要な手がかりとなり,詳細な注解であればそれで一つのテキストとなる。…
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裏書に近い言葉→裏書き・裏書|正式裏書き・正式裏書|取り立て委任裏書・取立て委任裏書|裏書禁止裏書|裏書人|逆裏書|裏書禁止|委任裏書|戻り裏書|裏書譲渡

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