補薬(読み)ホヤク

デジタル大辞泉 「補薬」の意味・読み・例文・類語

ほ‐やく【補薬】

漢方で、体力を補うために用いる薬。おぎないぐすり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「補薬」の意味・読み・例文・類語

ほ‐やく【補薬】

〘名〙 漢方で病態を緊張傾向の強い「実」と弛緩傾向の強い「虚」との二類にわけるが、虚の病態に使う薬剤を補薬とよぶ。人参黄耆など。
※米沢本沙石集(1283)五末「禅も又大用現前すれば、丸薬の後補薬(ホヤク)を服するが如し」

おぎない‐ぐすり おぎなひ‥【補薬】

〘名〙
精力が衰えたのを補うための薬。おぎない。
当座の間に合わせに用いる薬。

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