裸坊(読み)はだかぼう

精選版 日本国語大辞典 「裸坊」の意味・読み・例文・類語

はだか‐ぼう‥バウ【裸坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 裸の人。はだかんぼ。
    1. [初出の実例]「胸掛や初紅ゐのはだか坊」(出典:俳諧・新身(1705))
  3. 金銭衣服などをすべて失うこと。また、財産を何も持っていないこと。また、その人。はだかんぼ。
    1. [初出の実例]「ゑひもせず京の生れの裸坊また六十の手なしいのとし」(出典:狂歌・甚久法師狂歌集(1722)上)

はだかん‐ぼう‥バウ【裸坊】

  1. 〘 名詞 〙はだかぼう(裸坊)
    1. [初出の実例]「ハダカンボウでミコシをかついで」(出典:彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉一)

はだかん‐ぼ【裸坊】

  1. 〘 名詞 〙はだかぼう(裸坊)
    1. [初出の実例]「はだかんぼ・大坂へ飯たきに来る」(出典:雑俳・玉の光(1844‐45)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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