襤褸市(読み)ボロイチ

デジタル大辞泉 「襤褸市」の意味・読み・例文・類語

ぼろ‐いち【襤褸市】

古着古物近在の人々が持ち寄って売買する市。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「襤褸市」の意味・読み・例文・類語

ぼろ‐いち【襤褸市】

〘名〙 農具、日用雑貨などを売買する市場。特に、世田谷区上町(かみまち)の代官屋敷跡の通りで行なわれるものが有名。古く、わらじに編み込むぼろ切れを売ったところからいう。
※新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉特殊街「その光景は文字通りの襤褸市(ボロイチ)を展開し」
[補注]俳句では、世田谷ぼろ市をさして、冬の季語として用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android