覗き(読み)ノゾキ

精選版 日本国語大辞典 「覗き」の意味・読み・例文・類語

のぞき【覗・覘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「のぞく(覗)」の連用形の名詞化 )
  2. 穴やすき間を通して向こうを見ること。また、ひそかにうかがい見ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「のぞきに斗行のだにかごいかご」(出典:雑俳・柳多留‐一九(1784))
  3. 覗絡繰(のぞきからくり)のこと。また、それを扱う人。
    1. [初出の実例]「一文たして方引の末 是よりは睨きの奥に春の山」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二五)
  4. のぞきあな(覗穴)」の略。
    1. [初出の実例]「障子の覗(ノゾ)きより座敷を見て」(出典:歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)序幕)
  5. 囲碁で、相手の断点の隣接点に打ち、次に切るぞと示威する手。ツギを強要しキカシの手段として用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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