観世元義(読み)かんぜ もとよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「観世元義」の解説

観世元義 かんぜ-もとよし

1873-1920 明治-大正時代の能楽師シテ方。
明治6年7月20日生まれ。観世清孝の3男。片山家にはいり九郎三郎を名のり,大正2年家名片山九郎右衛門(7代)を襲名。兄の宗家23代観世清廉(きよかど)の養子となった長男清久(のちの宗家24代観世左近)の後見役をつとめ,紛糾していた能楽界に対処した。4年片山家を去り,観世元義と改名,京都にとどまり能楽の発展尽力。大正9年1月26日死去。48歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android