角巾(読み)かっきん

精選版 日本国語大辞典 「角巾」の意味・読み・例文・類語

かっ‐きんカク‥【角巾】

  1. 〘 名詞 〙 頭巾一つ。その一角をくぼましたもの。昔、隠者が用いた。
    1. [初出の実例]「放参前白小袖一領贈芳洲。新帽一頭、北絹小袖一領、与集建僧。蓋青布子二領之外無之。頭戴一角巾耳。不見之故与之也」(出典蔭凉軒日録‐長享元年(1487)閏一一月二八日)
    2. [その他の文献]〔晉書‐王導伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「角巾」の読み・字形・画数・意味

【角巾】かくきん

方巾。隠者。〔晋書、羊伝〕に邊事を定む。當(まさ)に角巾東路(東帰)、故里に歸り、容棺の墟と爲すべし。

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