言ず語らず(読み)いわずかたらず

精選版 日本国語大辞典 「言ず語らず」の意味・読み・例文・類語

いわ【言】 ず 語(かた)らず

  1. ( 意味の似た言葉を重ねて強調する表現 )
  2. 何も言わない。言葉で表現しない。
    1. [初出の実例]「ふしぎの縁で相肩になりて、今迄いはずかたらず」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)四)
  3. ( 全体体言のようになる用法。副詞的にも用いる ) 何も表現しないこと。暗黙
    1. [初出の実例]「言(イ)はず語(カタ)らず急足になる」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android