言て退ける(読み)いってのける

精選版 日本国語大辞典 「言て退ける」の意味・読み・例文・類語

いっ【言】 て 退(の)ける

油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉二「杯酒潮を湧すと昔は大束に言(イ)って退(ノケ)たが」

いう【言】 て 退(の)ける

(「退ける」は、むずかしいことをあえてする意) 思いきって言う。かくさず言ってしまう。言って退ける。
浄瑠璃心中重井筒(1707)上「いっそいふてのけふか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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