計量計測(読み)けいりょうけいそく(英語表記)metrology

翻訳|metrology

日本大百科全書(ニッポニカ) 「計量計測」の意味・わかりやすい解説

計量計測
けいりょうけいそく
metrology

測定科学およびその科学の応用計量計測には、測定不確かさおよび適用分野に関係なく、測定のすべての理論的および実際的側面が含まれる。ここでいうmetrologyに対してmeasurement(測定)は、「ある量に合理的に結びつけることが可能な一つ以上の量の値を、実験的に得るプロセス」の意味で使われており、計量計測が理論と実際の総括的な意味をもつのに対して、測定は実践的な意味をもつ。なお、ここでの計量計測は国際計量計測用語VIMInternational vocabulary of metrology)のmetrologyを訳したものであり、使用する専門分野内での混同のおそれがない場合には、単に計量あるいは計測と訳すことを容認している。また、測定は、量の比較または実在物の計数を意味する。そして、指定の測定手順(測定結果、測定手順および、測定条件を含む)に従って操作する校正された測定システムの意図された使用に見合う量の記述を想定している。

[今井秀孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android