誉・褒(読み)ほめる

精選版 日本国語大辞典 「誉・褒」の意味・読み・例文・類語

ほ・める【誉・褒】

〘他マ下一〙 ほ・む 〘他マ下二〙
① 祝う。祝福する。ことほぐ。
万葉(8C後)二〇・四三四二「真木柱(まけばしら)宝米(ホメ)て造れる殿の如いませ母刀自面変(おめがは)りせず」
② 高い評価を与え、はえあるようにいう。たたえる。称賛する。
書紀(720)仁徳一〇年一〇月(前田本訓)「聖の帝(みかと)と称(ホメ)まうすなり」
③ 感心する。感嘆する。〔観智院本名義抄(1241)〕

ほめ【誉・褒】

〘名〙 (動詞「ほめる(誉)」の連用形名詞化) ほめること。たたえること。称賛。
※天正本狂言・十夜帰り(室町末‐近世初)「殿帰りて、花ごのほめをする」

ほ・む【誉・褒】

〘他マ下二〙 ⇒ほめる(誉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android