読み入る(読み)ヨミイル

デジタル大辞泉 「読み入る」の意味・読み・例文・類語

よみ‐い・る【読み入る】

[動ラ四]読むことに夢中になる。心をうばわれて読む。
「殿いよいよ涙を流して―・りておはします」〈栄花・玉の村菊〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「読み入る」の意味・読み・例文・類語

よみ‐い・る【読入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 読むことに没入する。専心して読む。よみふける。
    1. [初出の実例]「泣く泣く寿量品を読ませ給ふに、大将殿うちみじろき給ひて、うちあざ笑はせ給ふ。殿いよいよ涙を流してよみいりておはします」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉の村菊)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙よみいれる(詠入)

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