請込・受込(読み)うけこみ

精選版 日本国語大辞典 「請込・受込」の意味・読み・例文・類語

うけ‐こみ【請込・受込】

〘名〙
責任をもって引き受けること。また、その事柄
浮世草子・新吉原常々草(1689)下「勒(つと)め金の用意なき時、くるしからず迚(とて)、牛(ぎゅう)が請込とて客にする」
② 受けとられ具合。思われ方。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「表向き資本を出すことを言ひ出して呉れんと大将の受け込みが善くあるまい」

うけ‐こ・む【請込・受込】

〘他マ四〙 責任をもって引き受ける。うけあう。
※浮世草子・西鶴織留(1694)一「二割利銀をかまはず、先(まづ)請込(うけコミ)て、当座払ひに埒をあけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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