諸刃の剣(読み)モロハノツルギ

デジタル大辞泉 「諸刃の剣」の意味・読み・例文・類語

諸刃もろはつるぎ

両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。

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精選版 日本国語大辞典 「諸刃の剣」の意味・読み・例文・類語

もろは【諸刃】 の 剣(つるぎ)

  1. ( 両方に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、まず自分を傷つけるところから ) 相手に打撃を与えると同時に、こちらもそれなりの打撃を被るおそれのあることのたとえ。また、役に立つものも使い方によっては、危険なものになりうることのたとえ。
    1. [初出の実例]「両刃(もろハ)の剣にて人をきるに、振上げさまに我まづ斬らるると云ふ譬へ有」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ)

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