豊心丹(読み)ホウシンタン

デジタル大辞泉 「豊心丹」の意味・読み・例文・類語

ほうしん‐たん【豊心丹】

奈良西大寺で製造して売り出した気つけ薬。西大寺。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「豊心丹」の意味・読み・例文・類語

ほうしん‐たん【豊心丹】

〘名〙
① 奈良の西大寺で製して興正菩薩伝来の霊薬と称して売り出した気つけ薬。西大寺。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② (「豊心」を「放心」にかけて、また、①を一名「西大寺」というところから「妻大事(さいだいじ)」にかけたしゃれとも) 妻に頭のあがらない夫。女にあまい男。また、あほうな男。のろまな男。
譬喩尽(1786)一「豊心丹(ホウシンタン)で妻大事(さいだいじ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android