豊田亮(読み)とよだ・りょう

朝日日本歴史人物事典 「豊田亮」の解説

豊田亮

没年:元治1.1.21(1864.2.28)
生年:文化2(1805)
江戸時代後期の漢学者,歴史家,水戸藩士。常陸国久慈郡坂之上村(茨城県日立市)に生まれる。藤田一正の高弟で,文政1(1818)年,14歳で扶持を給与された。天保12(1841)年彰考館に入り,『大日本史』志類の編纂絶倫気力をもって立ち向かい,仏事志・氏族志食貨志・兵志・刑法志・職官志の稿本を整備した。藩内の抗争により禁固処分になり,対外関係の史料編纂にも精力を割かれ,志類編纂に専念できた時期は,わずか6年程度にすぎないものの,貢献すること多大。<著作>『北島志』『北虜志』『靖海全書』<参考文献>吉田一徳『大日本史紀伝志表撰者考』

(秋元信英)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊田亮」の解説

豊田亮 とよだ-りょう

豊田天功(とよだ-てんこう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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